FBより転載 宮崎 学はい、これは暖かくなってきた「最近」の死体ですね。 クマもイノシシもタヌキも、まずは食べにこなかったシカの死体です。背骨もあばら骨も、分解されることなく完全に残っていることがポイントですね。 で、答えを出したいところですが、誰が食べたのかはここでは申し上げることを差し控えます。あとはオイラの書物なりいろんな角度から「考察」をして「実践」をして「考えて」いくことがイマの世の中ではとても大切な自分自身に課せられた努力義務だと思っているからです。そのことを怠ると、自分自身が成長をしませんからデス。意地悪をしているのではありません、最低限この先に何を見てきていたのかという複眼発想的な視点が大切だからです。 宮崎 学うん、あらためて見ると、この大きさはシカではなくて「ノウサギ」かも知れませんね。このような質問をされるときは、必ずスケールを写し込まれることが大切です。また、残っている指先や歯型などの部分アップも絶対に必要ですし、そこにスケールを写し込むことで第三者に質問されるときには信憑性が増すからです。 ノウサギではないかと思ったのは、右に写っている植物の株、あの大きさなどが知りたいし種名も知りたい。種名が分かれば自分なりに調べて葉の大きさも分かってきますから、さらに分析もできるからです。イマではホームセンターで2mのメジャーが100円ほどで買えますから、そんなのをぜひ常備されてみてください 水谷 高典有難うございます、右端の植物は冒頭にも書いてありますようにキクザキイチゲで高さは10cmほど骨は1mの円を超える大きさでした、野兎は自分がこれまでフィールドで見た大きさから想像するとこの死骸よりはるかに小さいので除外できると思います。何かの原因で死んだ死骸を野鳥や小動物が食べたのではないかと想像していますがここにはよく出かけますので熊が出没しているのであれば注意も必要かと思っています。 •骨が一通り残っているので大型の肉食獣ではなさそうですね。イタチも死体を食べるはずですし。 水谷 高典30年ほど前、丹後に移り住んだ頃、何かが台所に置いてある前日のカレーなべの蓋を開けて肉を食べている様子に気が付き、ネズミ取りを仕掛けて外出から帰るとイタチが入っていたことがありました、以後自宅周辺でイタチを見ることは無かったのですが、1週間ほど前に仕事中に何気なく庭を見ると雑草の中から顔を出しているのを見てカメラを撮りに行ったのですがすでに遅しでした。以後仕事場にカメラを置いて時々庭を見ているのですが、、、、 宮崎 学水谷さん この死体はまず「ノウサギ」にまちがいないでしょう。 水谷さんは1mの円を超えるから「大きい」という理由でノウサギを除外しているみたいですが、オイラはこの写真をみてのポイントは③の部分です。シカとノウサギの後肢骨格は大きくちがっておりますので、水谷さんの示された死骸の①②③の骨格バランスからみても③がずばぬけて大きいです。シカの①②③のバランスは③が極めて小さいです。 その辺が根拠ですが、ノウサギとシカでは体毛もぜんぜんちがいますから、現場でその辺の確認も大切ですね。また、毛の残った③の部分の爪先です。これもノウサギとシカではまったくちがいますから、オイラが現場にいたらイッパツで断定ができたでしょう。同じ「疑問」でもどこを目撃しているかということがフィールドではレベルを大きく左右してきますから、部分パーツの確認は大切なことなのですよ。そして、それをキチンと撮影して質問すれば回答も早いと思います。 宮崎 学さんの写真 水典宮崎さん、大変お手数をおかけしています。現場を通りがかった時は正直な所、気味悪く取り急ぎ1枚撮っただけで観察もせずに足早に先を急ぎました、ただ頭部の骨格が細長く見えその記憶で「小鹿」と先入観を持っていました。確かにご説明のように後肢の骨格の様子から判断すると鹿に当てはまらないことは初心でも容易に納得できます。有難うございます . •<現場を通りがかった時は正直な所、気味悪く取り急ぎ1枚撮っただけで観察もせずに足早に先を急ぎました>・・・なるほど・・・「一般的」にはそういう対応が普通だと思います。 私等ならかなり現場で観察した後、採集しますが…。 宮崎 学1m… にこだわられたようですが、大型のノウサギがこの写真のように大股開いた状態ならばそれだけで最大幅1mになりますよ。 で、オイラの「死」の写真集を参考にすれば分かりますが、ほ乳類がスカベンジャーすればこのように五体満足に骨は残りません。それぞれに、死体のパーツを持ち帰ってしまうからです。それと、春夏秋冬の季節でもスカベンジャーの登場がちがってきますから「気温」ということを計算にいれて目撃しなければなりません。 後からの写真にシカっぽい頭蓋骨が写っていますので、宮崎さんのおっしゃるようにスケール入りで真横から撮ってみてはいかがでしょうか。 水谷 高典宮崎さん、<ほ乳類がスカベンジャーすればこのように五体満足に骨は残りません。>ヒントが隠されているようですが、後学の課題として記憶に残します。有難うございます •死体がウサギで哺乳類が絡んでいない…とすると・・・1、病死、2、オオタカかフクロウにやられた? •そのあとは、ハエ、アリ、シデムシ類によって適切に処理された…なお、小鳥類も結構死体をつつきますねえ。
by takamasa616
| 2014-05-01 16:17
| 未分類
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