ミヤマカラスアゲハ

2010.10.02 京都府福知山市 大江山 

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静岡県在住 チョウ研究家 相澤和男さんからコメントを頂きました

 ミヤマカラスアゲハですね。 前翅表裏の帯の感じと後翅裏面6・7室に細く見える黄色紋が決めてです

愛知県在住 チョウ研究家 Toyonobu Watanabbe さんからのコメント

  同定ポイントは、私なりのですが、翅形と後翅裏面の白い帯(明確なのから痕跡程度まで)があればミヤマカラスアゲハ、写真のようになければカラスアゲハと覚えてきました。これが確実かどうかはわかりませんが、表が見えない場合でも、かなりの確率で同定できると思います。ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲもフチをたどって、でこぼこの有無ガ、シルエットでもはっきり同定出来ます。図鑑の違いは分かりにくいですが、昭先生から指導頂きました。

  あと上翅裏面の白帯がやや逆三角形にみえること、これはカラスアゲハ的に思います。 前翅表裏の帯の感じが直線的であれば、後翅の白帯が痕跡的でも鑑別出来ると思います。後翅裏面6・7室(上から見て行く)に細く見える黄色紋というのは分りにくいです。原稿終わりましたら総合的に観てみます。「日本のチョウp18-p21」を参照してみました。あとは標高だと思います。勿論北海道やロシアでは低地にもミヤマカラスアゲハは分布しておりますが。オモテの光具合が分れば良いのですが。以上が私の鑑別診断根拠ですが、また恩師にも聞いてみます。

  自宅の図鑑を総合的に観てみましたが、やはり画像だけではつかみにくい個体です。前の白帯も個体差ありますし、カラスアゲハの後裏の痕跡斑も生じる個体もあります。アキリデスの飼育をされている相澤様が「ミヤマカラス」と書かれるのならば数多くの個体での確認だと思いますが、沖縄大学の原稿が完成してから再検討いたします。即答は避けた方がよさそうですので。


  後翅にもし白帯が顕著な典型的なミヤマカラスアゲハであれば、全く問題ないのですが、本日も数人で検討いたしましたが、きわめて難しい個体です。標高からするとカラスアゲハの可能性も高いし、難しいです。
  PS:基本的にミヤマカラスアゲハは中部、中国地方では標高700メートル越え、愛知県内でも両者は微妙にすみ分けております。(p125、原色日本蝶類生態図鑑Ⅰ、保育社より)ですから総合的に考える必要があるそうです。

  Toyonobuさんの投稿: 「無事、高橋昭先生に御高配あおげました。ミヤマカラスアゲハです。もう断定して構わないとの事。1、西日本(京都含む)産のミヤマカラスアゲハは標高には関係ない。2、前翅裏面よりも後翅裏面に痕跡でも白い点あれば、ミヤマカラスアゲハ(ないのもありますが)。カラスアゲハは全く白点は生じるものは個体変異としてもない、他の形状までいかなくてもこの写真は白点が認められるので、ミヤマカラスアゲハと断定して良い、との事です。


 貴重なコメントを頂き有難うございます。抜粋し表示させていただきます
相澤様、Toyonobu Watanabe様 大変お手数をお掛けしました。2年間どちらか迷っていましたがミヤマカラスアゲハに落ち着きそうですね。有難うございます
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by takamasa616 | 2012-09-21 07:08 | 蝶々 | Comments(0)
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